エピジェネティクスという学問分野をご存知でしょうか？
遺伝の分野の一つですが、ウィキペディアによると「DNA塩基配列の変化を伴わない細胞分裂後も継承される遺伝子発現あるいは細胞表現型の変化を研究する学問領域」とあります。
遺伝子からタンパク質が作られ、それによって様々な機能を発揮する訳ですが、その発現は後天的に制御されており、たとえ同じ遺伝子を持つ双子であってもタンパク質の発現は異なっているのです。そこには環境要因やストレスなど様々な要因が関わっています。
例えばある人のある細胞にてエピジェネティックな変化により、今まで翻訳されてこなかったタンパク質が発現したとします。これは細胞分裂後も受け継がれるというわけです。そして、最近の研究ではこれは個人だけの変化ではなく、次世代にも受け継がれることが分かってきています。
ここからは私の妄想ですが、優秀な家系ってありますよね？例えば才能に恵まれている家系。これってあるとき、ある人が何かの才能を開花させ（おそらくエピジェネティックなタンパク質発現の変化があるはず）、それが次世代に受け継がれたのではないかと思うわけです。
そう考えると、私たち一人一人の変化・覚醒はその一族を進化させ得るのです。そうやって、長い進化の旅をみんなで協力してやっているのではないかと妄想しています。
この記事がいいと思っていただけたら、SNS等で拡散していただけると嬉しいです。
コメント